ヘレンドの見学

ヘレンドのマニュファクチャーを見学なさるお客様に磁器の製作工程が説明されています。磁器の素地を石膏型に流し込む過程、透かし彫りの作り方、磁器バスケットの編み方、色付け等の製作工程をご覧になれます。ご希望の方はバラの花の製作も体験できます。その後、ヘレンド博物館で製造場の素晴らしい磁器をご覧いただけます。


ヘレンドはどうして工場と言わず、マニュファクチャーと言われているのでしょうか。

  • 手作りの成型と手作りの彩色
  • 原材料から自分たちの手で
  • 家系で受け継がれている知識
  • 職員とマイスターの徹底教育
  • 形状と模様の選択の幅は広い
  • 作品の代用は永久的に可能
  • 工芸の伝統に従う
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ヘレンドの歴史

1826年、ヘレンド村にシュティングル・ヴィンツェが小さなファイエンス工房を創立した時、この場所がいつか陶磁器製造で世界的に有名な所になることとはだれも考えもしていませんでした。1839年、ローンの返済不能のために工房はフィシェル・モールの手に渡ることになってしまいました。この時代から精密で、品質が高い高級作品の製造のみが行われるようになりました。ハンガリー貴族の家では西ヨーロッパ製の磁器セットがたくさん使われていましたが、これらの一脚が壊れてしまった場合、新しい一脚をへレンド工房に注文していました。

1851年のロンドン万国博覧会での成功が跳躍台となりました。当時、ヴィクトリア女王がウィンザー城の食卓のために蝶々模様のセットを買い求めました。この模様は現在でもヘレンドの代表的な模様です。

1867年のパリ万国博覧会でも大きな成功を収めました。フィシェルはこの成功を高く評価したフランツ・ヨーゼフ皇帝から個人的にハンガリー貴族の称号を授与されました。

ヘレンド歴史上、恐慌は何度もあり、20世紀の初めごろ、製造場で働いていた職員の人数も減少してしまいました。しかし、1930年代に再び全盛期を迎えます。1937年のパリ万博でへレンド磁器は国際的なステージに返り咲きました。

第二次世界大戦後ヘレンドは国営化されましたが、共産政権の伝統否定の波に被らず、比較的に「静かな島」として磁器の製造が行われました。市場経済に戻ってから、1992年に株式会社になりました。最近、「磁器製造場」と言う名前のかわりに手作りの過程を強調する磁器マニュファクチャー」と言う名前が使われています。最新の設備で品質を管理する一方で、19世紀からの手造りの伝統をかたくなに守り通しています。

 

ディナーウェアの成形

ヘレンドの器を縁どるレリーフの代表的なものに、オジエ(OSIER)とロカイユ(ROCAILLE)があります。オジエは籠の編目を模したもので、ヘレンドでは最もポピュ ラーなレリーフです。ロカイユは貝殻を模したもので、流れるような雰囲気が特徴です。

 
OSIER ROCAILLE

ヘレンド磁器の模様

ヘレンドの模様は三種類があると言われています。

  • 繊細で、最高級を誇る「マジェスティック」スタイル模様 例えばエグランティン、「トゥッピーニの角笛」、中国のモチーフで豊かな「西安」等
  • 19世紀のクラシカルな「ゴルデン・エジ」スタイル模様例えばヴィクトリア、インドの華、ロスチャイルド・バード等
  • 瑞々しい、若々しい「ヤング・フォレヴェル」スタイル模様例えばウイーンのバラ、モーニング・グローリー等


最も代表的な模様

ヴィクトリア

19世紀の中ごろフィシェル・モールによって開発された模様です。絵柄は中国磁器の牡丹の花から採られたものです。とりわけ豪華な装飾の蝶が描かれています。百種類にも及ぶ意表をつく柄は配置が150年前のものとは思えない新鮮さを感じさせます。

ロスチャイルド・バード

ヘレンドの最も有名な模様の一つです。ロスチャイルド婦人によってオーダーされました。逸話のとおり、ネックレスをなくしてしまったと思ったロスチャイルド婦人が庭を散歩している時に、小鳥二羽がそのネックレスで戯れているのをみつけました。鳥のヴァリエーションは12種類です。

ウイーンのバラ

このビーダーマイヤー様式の模様は人気の模様と言えます。薔薇の花とパセリの葉のコンビネーションです。19世紀の終わりごろに現れたデザインで、当時の市民たちの住宅の雰囲気が連想できます。

インドの華

1867年のパリ万博にこの絵柄のディナーセットを出品したところ、ナポレオン三世の妃ウィージェニがこれを買い求め、博覧会参列のためにパリを訪れたフランツ・ヨーゼフ皇帝とのディナーに使われました。この模様のシンプルなヴァリエーションから 「アポニ・ヒストリック」と言う模様が開発されました。

地中海の庭

太い金色の縞に囲まれた雛菊、薔薇、忘れな草のモチーフ、ピンクのリボンに結ばれて、色彩羽の小鳥もいる模様です。とてもエレガントでロマンチックなこの模様は夏の魅力的な雰囲気を感じさせます。

プティートゥ・ブロー・ギルランド

18世紀からヨーロッパの他の磁器製造場でも描かれた模様です。ヘレンドの近くにある畑でも、モチーフになったヤグルマギクの花が咲いていますので、彩色のマイスターにも好まれている模様です。フランスのマリー・アントゥアネット王妃に愛されたデザインです。

「Vieux Herend」小像 (大人の動物園)

1860年代から動物の造形も製造されています。初めて造られた動物は雄鶏「カカシュ・マールトン」でした。(当時の週刊誌に「カカシュ・マールトンの手紙」と言うユーモアある作品が書かれた程でした。実際には有名な小説家ヨーカイ・モールがこのペンネームを使ってユーモアのある作品を書きました。)それぞれの動物の特徴を鋭くとらえた造形の技術で造られています。もともとの雄鶏の羽のような模様は全ての動物の彩色につかわれています。動物の小像は360種類があります。

現在のヘレンドは合計1400前後の模様があり、総勢600人に及ぶペインターが活躍しています。ペインターの中には30人ぐらいの優れた芸術家と言われる「マイスター」がいます。彼らが彩色した磁器にはマイスターのサインも入っています。

 

王妃とヘレンド磁器

エリザベート王妃はヘレンド磁器を日常的に使っていたと言われています。1850年代、フランツ・ヨーゼフ皇帝は当初「西安の赤」と名付けられた装飾のセットを皇后のために、大好きなゲデッレー宮殿用に注文しました。その後この模様はゲデッレー模様と呼ばれるようになりました。(このページのトップ写真)

ヘレンドの磁器の成功はロンドン万博の成功から始まりましたが、イギリス宮廷でその後も愛用されていました。例えば、エリザベート二世がブダペストを訪問された際、エディンバラの宮も立派なセットを購入されました。ダイアナ妃も「ヘレンドマニア」で、毎朝のコーヒーはヘレンドのカップから召し上がっていたと言う話が残されています。

ヘレンドは手作り手描きにこだわり、最高の工芸的価値を守りつづけています。


   
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